物語の開始4ヶ月前に海外で失踪し長らく行方不明だったため、物語初期は彼の消息を追い求めるのが重要なストーリーラインのひとつになっていた。が、やがて陽菜の父・國生武文の消息を探るために真芝に接触していたことが判明。真芝の信用を得るため、真芝の仙術の研究に協力していたことがわかった。
非常に家族想いの男。また陽菜のことは実の娘のように可愛がっており、陽菜に近付く男は、それがたとえ自分の息子であっても容赦しない。
なお、その帽子には恐るべき秘密が隠されている。
國生武文(こくしょう たけふみ)
陽菜の父親で我也の元秘書、反仙術の能力者。触れただけで氣を霧散させてしまう拳を持つため、仙術使いにとってはまさに天敵のような存在。
5年前に飛行機事故で死んだと思われたが、実は真芝に誘拐されていたことが発覚。記憶を操作され真芝の傀儡と化していたが、最終決戦で洗脳装置が破壊されたため元に戻った。本来は生真面目な性格で、正義感も強い。
娘の陽菜を我聞に嫁がせようと思っているが、娘同様、恋愛に関してはいささかズレているようだ。
[編集] 工具楽家
工具楽果歩(くぐら かほ)
工具楽家長女。中学2年生にして裏家長・料理長を務める。才色兼備な上にとてもしっかりした女の子で、ボケボケの兄・我聞を圧倒するほどの気の強さを見せることもしばしば。他、調子に乗った珠や斗馬に制裁を加えたり、GHKにとって邪魔な番司を攻撃したりといろいろ忙しい。こう見えて兄のことはかなり慕っている。素質は不明だが修行をしていないので、仙術は使えない。必殺技は「瞬天降魔脚」。思い込みが激しいところは兄妹そっくり。
GHKデルタ2として、我聞と陽菜をくっつけるため暴走…もとい暗躍する。辻原に淡い憧れを抱いている。
工具楽珠(くぐら たま)
工具楽家次女。小学5年生。工具楽家で一番元気が良く、いつも楽しそうに走り回っている。運動能力は高い(マラソンでは学校で男女混合2位・女子では無論1位)が、球技は苦手。男の子のような外見だが、ちゃんとお洒落をすれば可愛くなる(本人はお洒落を嫌がっている)。夢は兄・我聞の仕事を手伝うこと。素直な性格だが察しが悪く気が利かない。犬猫に好かれる体質。まるちゃんという親友がいる。
GHKデルタ3。だが本人は、兄の恋愛がどうこうではなく「なんか楽しそうだから私もやるー」といったノリのようだ。
工具楽斗馬(くぐら とうま)
工具楽家次男。小学2年生。工具楽家で一番のんきに見えるが、時折小学生とは思えない計算高さや妙な達観も見え隠れする。とはいえ子供らしい無邪気な面も持ち合わせているので、姉の珠と共に遊び回ることも多い。何かと調子に乗っては果歩のグリグリを食らっている。ボケボケの人間が多い工具楽家において、ほとんどの場合ツッコミを担当する。
趣味は株式研究。欲しい物は株(最初はYahoo!株→最終的にライブドア株)。
GHKデルタ4。ただし本気でくっつけようとしているというよりは、二人の間にほとんど進展がないことを知りつつ、面白半分で参加しているだけのようだ。
[編集] 依頼関係者
西青海(にし あおみ)
内閣調査室付。真面目な青年で、工具楽屋をはじめとした「こわしや」達に内閣の依頼を伝える。まだ仕事に慣れていないのか、言動にあまり余裕がない。
西音寺時宗(さいおんじ ときむね)
内閣調査室室長。進との関係は不明。
藤原兼人(ふじわら かねと)
警視庁特別公安部。威圧的で面子を重んじるタイプのオヤジ。警察の威信を見せるため犯人に乗っ取られた保科ますみのユンボを破壊しようとしたが、我聞ら工具楽屋の反発にあい失敗(犯人は取り押さえたので依頼自体は成功)。さらに陽菜の怒りを買い、酷い目にあった。
[編集] 他のこわしや
静馬かなえ(しずま かなえ)
静馬仙術二十四代。現「こわしや」会長。23歳。番司の姉。仙術で水を操り、特に糸状に伸ばして物体を切断する技が得意。
静馬さなえの孫で、我聞の兄弟子に当たる。普段は九州(福岡の南の方)の神社の巫女を勤める。怒った時の様子からすると地は九州弁のようである。
さなえからの遺伝か、非常にキビしい性格の美女。怒りっぽく、暴走する番司をよくシメている。胸のボリュームについて指摘されても激怒する。
辻原からは「かなちん」と言われているが、もちろん本人は嫌がっている。工具楽屋と違い、かなり儲かっているようだ。
静馬さなえ(しずま さなえ)
静馬仙術二十一代。元「こわしや」にして、元「こわしや」会長。かなえ、番司の祖母。とうに現役は退いた身だが、まだ特殊ヘリを単身で撃墜できる程度には強い。水を使用した切断技(水刃)の達人。
我聞、かなえ、番司の師匠。指導はスパルタ式。
戦時中には軍で特殊工作部隊の隊長(階級は大尉)を勤める。当時の異名は「鬼の静馬」。当時の部下に中之井、神楽がいた。
かなえ以上にキビしい女性だが、子供は好き。我聞たちの母親の葬儀で我聞ら兄弟を見かけて以降、ずっと心の片隅で気にかけていたようだ。
静馬番司(しずま ばんじ)
静間仙術二十五代(予定)。15歳。かなえの弟。高校1年生の2学期から我聞達の学校に転校してくる。かなえと同じく水を操るが、こちらは水流や水弾として打撃的な用途に用いることを好む。祖母のさなえ曰く「ハナタレ」。
時代遅れの学ランに赤毛・虎縞ハチマキの熱血系少年で、悪ぶってはいるが根は純情。
工具楽屋で研修を行うため九州からやってきた。当初は我聞を「親の七光りでこわしやになった野郎」と決めつけ反目していたが、工具楽屋の仕事を通じて我聞を認め、友情を感じるようになる。
工具楽一家(特に果歩)には、ある事件が原因で「パンツマン」と呼ばれている。研修終了後は工具楽屋の近くで「こわしや」を開業。仕事の多くは工具楽屋と共同で行っている。
初対面で陽菜に一目惚れしたため、それを快く思わないGHKから厳しい扱いを受けている。そのため果歩とは犬猿の仲。加えて当の陽菜からは商売敵として距離を置かれ、姉のかなえにもシバかれているため、常に不遇な印象が強い。
如月湧次郎(きさらぎ ゆうじろう)
如月仙術。27歳。鉄の仙術を操り、その怪力でハンマーを振り回すなどの肉弾戦を得意とする。また体を強化し銃弾の中を突っ切ることも可能。
体も顔もゴツい男。性格は体躯の通りに豪快だが、妙なところで繊細な面も散見される。静馬かなえに恋をしているものの、報われる気配は全くない。
帖佐理来と行動を共にすることもある。傍目から見るとタイプは正反対だが親友らしい。
西音寺進(さいおんじ すすむ)
西音寺仙術。21歳。時宗との関係は不明?木や植物を操る。攻撃よりは防御や妨害といったサポート的な行動が得意。
のんびりした感じの真面目そうな兄ちゃんだが、堅物ではなくノリが分かる人。
雪見とよく将棋をしている。(進の方が将棋は強いようである)
奥津太一(おくつ たいち)
FX
奥津仙術。51歳。炎…というよりは熱を操り、手にした超高温キセルで壁を溶かし切るなどの芸当が可能。
典型的なべらんめえ調江戸っ子オヤジで、無類の酒好き。
子供も孫もいるが仙術関連には進んでいない。
安部雪見(あべ ゆきみ)
安部仙術。19歳。電気を操ることができる。
天然系ツッコミキャラ。普段は寡黙だが、怒らせると文字通りの雷が炸裂する。また従来の仙術技に(恐らくオリジナルの)カタカナ読みの名前をつける意外な一面も。
同作者の読み切り作品「出動!特命高校」のヒロインでもある。(そちらでは高校1年で合気道の達人という設定)
帖佐理来(ちょうさ りく)
帖佐仙術。27歳。光を操り、幻影や目くらましといった技を得意とするが、反面攻撃力には欠ける。
丸グラサンがトレードマークのお調子者で、自称プレイボーイ。その割に全然モテそうな気配がないのはご愛嬌。おニャン子の歌は彼にとって基本である。番司にとっては(あらゆる意味で)いい先輩。
日経225
[編集] 真芝グループ
神楽牙王(かぐら がおう)
真芝グループ会長。78歳。とてもそうは見えない程若々しい。仙術兵器の開発・実用化・流通を目指し、仙術の悪用を阻止しようとする「こわしや」達と敵対する。
戦時中は中之井とともにさなえの特殊工作部隊に所属していた。
凪原(なぎはら)
モニタリング班班長。
元第2研究所実験部隊所属で、当時は辻原の同僚。物語初期から登場し、幾度となく我聞たちの前に立ち塞がった。片目に仙核を入れているため、常人を遥かに超える運動能力を持つ。常に銃を持ち歩き、攻撃にはそれを使用することが多い。目的のためには手段を選ばぬ性格。
山薙晃(やまなぎ あきら)
第1研究所長。28歳。メガネの優男。
戦略兵器部門担当。反仙術兵器「マガツ」を開発した。
優が付けているものと似たペンダントを付けているが、これは同じ大学の出身であるから。しかしお互い面識はない。
なお、山薙以下研究所長全員が単行本第4巻で初登場している。
八雲四郎(やくも しろう)
外国為替
第3研究所長。32歳。病的な印象を与えるマッドサイエンティスト。
兵士部門担当。仙術付与・精神操作効果のあるペンダント「タリズマン」を開発した。研究のためなら平気で人を実験体にする冷酷で自分勝手な男。第3研編で多くの実験体を操って我聞たちを追い詰めたが、我聞の暴走によって逆に追い詰められ、最後は研究所の崩壊に巻き込まれて死亡した。
ルドルフ・本条(ルドルフ ほんじょう)
第4研究所長。38歳。豪快な髭と割れアゴ、常に口に咥えている葉巻が特徴。
搭乗兵器部門担当。強襲用潜水艦「音断(おとたち)」、無音戦車「ヒビキ」などを開発した。怒りっぽいオヤジで、いつも大声を張り上げている。
桃子・A・ラインフォード(とうこ・エー・ラインフォード)
第5研究所長。14歳の天才少女科学者。親に捨てられたためか相当な我侭で、高飛車かつ自信家な性格。ハーフであるが、本人は外国人だと勘違いした相手に「ダブルよ」と言っていた。
電子兵器部門担当。小型ロボット「キノピー」、自律型戦闘ロボット「クーパ」(開発コード:05-298)などを開発した。主な武装にあらゆる攻撃を弾く光の盾「プリズムシェル」などがある。
外国為替証拠金取引
「こわしや」と知らず我聞と知り合い、我聞打倒の任務と我聞に惹かれる感情との間で葛藤する。結局我聞と戦うが敗北、しばらく工具楽屋に居候したのち、真芝の手の届かないかなえの神社に引き渡された。
真芝壊滅作戦では「こわしや」側に協力し、我聞らのピンチを救った。
我聞に惚れているので反GHK勢力。そのため果歩とは喧嘩ばかりしているが、なんだかんだいって仲は良いらしい。互いに胸がないので、よく「うす胸」「控えめ胸」と罵り合っている。
桃子一味の元ネタは任天堂のマリオから。
昴真矢(すばる まや)
第6研究所長。23歳。いつも眠そう…もとい冷静そうなお姉さん。
兵装火器部門担当。対象を自動追尾する特殊弾「ネコマッシグラ」を開発。どうやら猫が好きなようだ。
本編では単行本4巻で一コマと最終章にちらっと出てきたのみ。
なお、作者のデビュー作「私のラクロス部」に昴真弓という名前も見た目もそっくりなサブキャラクターが存在したために、とあるファンが「何か関係が有るのでしょうか」と質問したところ、作者からの回答は「うーん、考えてませんでした。姉妹…とかじゃダメですかね?」という内容であった。(真弓は高校生なのでおそらく真矢が姉、真弓が妹か)
御剣一振(みつるぎ いっしん)
第7研究所長。18歳。帽子を目深に被り、中から覗く眼光は鋭い。
兵装刀器部門担当、「ヤタガラス」を開発。
本編では昴真矢同様、最終章にちらりと出てきたのみ。
十曲才蔵(とまがり さいぞう)
第8研所長。20歳。「馬鹿と天才は紙一重」を地で行く天才。さっぱりした気持ちの良い性格で、常に自信満々。正々堂々とした勝負を好む。体の線を強調した、露出の多い服をいつも身に着けている。
自画自賛的な発言が多く、そのためかたびたび「パーフェクト!」「ジーニアース!」等の奇声を発する。技名が「ひき逃げアタック」だったりと名前のセンスは微妙である。
兵装防具部門担当。パワースーツ「青・参式」(ブルースリー、商品番号:GAS08-033)、同「青・参式改」(ブルースリーカスタム)を開発した。強烈な風を生み出す装置が搭載されており、それで相手の攻撃を逸らしたり、攻撃速度を上昇させる。また、「D・T・F(Don't Think Feel)」なる、超反応で相手の動きを察知し、猛スピードでほぼ自動的に的確な攻撃を加える機能もある。
我聞をライバルと認め、計3度も戦ったが、いずれも敗れている。
我聞の噂を聞き、警察に圧力をかけて我聞を捕獲、留置所ごと襲撃した。我聞の暴走により惜しくも敗北。
辻原の工作により呼び出され、修行から帰って来た我聞と勝負した。パワーアップした我聞の仙術の前に敗北。
真芝壊滅作戦の初陣として、入り口付近で最後の勝負を繰り広げた。成長した我聞の奥義の前に敗北。